1. 裸足のシンデレラ

無くし物は恋 あの日には帰れない  
言い訳を並べても 醜い私
作り笑顔で手を振る 今にも崩れそう

あの時好きになった人と結ばれたのね  
私が我慢したからよ 譲ったからよ


欲しい物は愛 あの日から待ってた  
別れ際の「またね」…何年経っただろう
手と手繋いだ その日から「さよなら」恐れてた

憧れ 夢見ているのは シンデレラ      
私を探し出して また愛してくれたら

約束なんてしなければ良かった 
果たされないものにすがるだけ

こんなに好きになった人と結ばれないのね
あなたが幸せになるのなら さよなら
いつしかこの気持ち思い出して 受け止める
終わらせた今日を誉めてあげれば 報われるでしょう

2. 悲劇のヒーロー

割れたグラス 「ありがとう」と別れを告げないで

それならいっそ冷たく「さよなら」って言って

 

どうしてなんだ 振り返らず消えていったけれど

追いかけらんない ただ床の破片を見てた

 

毎回毎回こうだ 君のふがいなさに僕が損をする

1.2.3でどうだ 目を開けて見渡して やっぱ君はいない

 

そりゃないぜ いつも君だけの事想ってたのに

大きなスマイル 浮かべてたいだけなんだ

 

今何をするべきだろう 全て投げ出してやりたい

変な気を起さずうちに 早く静まれこの胸の高鳴り

 

涙に溺れ 自分が悲劇のヒーロー 勘違い

でもすぐ忘れて 何もないかのように また恋を抱く

 

ダメ人間 僕が生まれながら持ち合わせた

大きなプライド 分かっちゃいるんだけれど

 

今何をするべきだろう ただ前に進めばいい

はっきり目を見開いたら この心と目に染みるよ

 

今何をするべきだろう 全て投げ出してやりたい

変な気を起さずうちに 早く静まれこの胸の高鳴り

今何をするべきだとしても 僕は逃げ出してばかりだ

つまり蓋を開けてみれば ほら救いようのない悲劇のヒーロー

3. シアトリカル

眠れなくて 見下ろす街  
消える灯り 僕は一人になる

そのうち空が明るくなって また朝がきてしまう
今までどうやって自分を癒してたんだろう

へっちゃらなフリだけ上手くなった
生きてる意味はどこにあるのだろう


この部屋の隅で ひざ抱え座る
変わりたいのに変わろうとしない
あの頃は良かったなんて言える過去も無い

"助けて"さえも もう言えなくなった
強くならなきゃ そう言えるのは乗り越えた人だけ
僕のストーリーは僕が主役なのに
シナリオ通りに そんなドラマチックにいかないんだ

4. ボーダーライン

4番線に新快速がまいります いつもなら流れるはずの声
憂鬱な雨まとう 月曜の朝 また誰かが境界線を飛び越えた

 

ねえ教えてよ その先に何があるの 

絶望感が羨ましいほどに
もし僕が誰にも必要ないなら 

衝動に飲まれてしまいたい

 


舌打ちと溜息の大阪駅 明日は我が身 震える心
確かな真実 この世界は 生きる人だけのモノだって事

もしこの僕が叫び果て 消えたとしても

哀れみも祈りも同情も無く
残るのはたゆみない世間の平常と

遅延という事実だけ

 

上り電車 下り電車 人は色んな方向を見ている
捉え方次第 気持ち次第 そんなのもう分かりきってる


僕は生きる だから生きる ここで消えんのが
悔しくて怖くて馬鹿らしい
この境界線を作るのは自分自身 誰にでも忍び寄る
まとわりつくな ボーダーライン

5. ダイヤモンドと水曜日の彼

合図があった今夜はチェーンをかけず
香りだけを身にまとい眠りにつく
鍵が開く音 歩幅のある足音
湯気が立ち込めるバスルーム 水曜日の彼


磨いたクリアな石に光が差すと
この夜が夢ではなく 本物となる
甘い言葉の雨 激しく降らせるから
濡れた私は 輝き始める

君だけだ 愛してる
あなた好みの私は 傷つかないダイヤモンド

 


日付が変わる前にはチェーンをかけて
まっさらなシーツの中 ひとりで眠る
核心に迫る質問なんて野暮でしょ
欲しいのは私が輝くための光


君だけを 愛してる
信じてるフリ 私も嘘つき 彼とおんなじ
何も知らずご満悦な水曜日の彼と
明日はまた違う腕の中で輝くダイヤモンド

6. 煙の向こうに

煙草咥え 車を走らす 君のもとへ 平日20時

他の誰も知らない秘密を乗せて 回り続けるこのハイウェイ

時計外し 君だけだからと 僕は嘘をついている

 

冷えた君の唇を塞ぎながら ふいによぎる 

家庭というぬくもり

首に絡ませた細いその手を握り締めて 

そう今だけは 君だけを見て このまま

そうさ 分かる ブレーキ踏むなら 

ここが きっと最後の分近点

妻の笑顔 煙草にかき消し 華奢な腰を抱き寄せ微笑む

何も知らぬ 瞳の輝き 君はまるでダイヤモンド

熱に火照った身体と身体重ね ひとつになる 

現実から目をそらして

薄っぺらな言葉がバラバラに剥がれそうだ でも今だけは

 

込み上げてくる蕩けた想いを 君の中へ 愛に溺れてく

全てを忘れてしまうかのように 目を閉じた

ああこの時よ 煙に包まれ 

覚めないで欲しい このまま

7. あなたと

ねえ今日は少しだけ笑えたよ あなたを思い出しても

前向きに生きてゆくだなんて 簡単じゃないよ

いちょう並木の喫茶店 

ミックスジュースが好きだった

あの店のモーニングは まだ頼めそうにない

ああ ずっとこうして あなたと生きていくんだ

冬を超え 春が来ても きっと行けない

さよならの向こう側

水曜の夜8時 テレビの前 笑っても一人ぼっち

寂しくて会いたくて来てしまう あなたの秘密基地

「ありがとう」と「ごめんね」 言えなかった言葉

写真に話しかけたら その笑顔にほっとする

 

ああ ずっとここに あなたが生きているんだ

冬を超え 春が来ても きっと行けない 

さよならの向こう側

 

ああ そっといつも あなたが支えてくれている

頑張ったよ 長い日々だった 

もう会えない大好きなあなた

ここにいる あなた

8. 不安とキス

不安とキス 朝5時になっても  

不安とキス 光が怖くても

不安とキス 包まれてしまえば  

何も怖くないから  怖くないから

 

自分が自分でいたくなくなる 

誰かが決めた最低限ラインと

自分を比べてしまう 辛い 辛い 辛い 辛いや

 

毛布にくるまって もがいても  

踏み出さなけりゃって そんなん知ってる

涙くらい溢れてきやしない 辛い 辛い 辛い 辛いや

 

不安とキス 朝5時になっても

不安とキス 光が怖くても

不安とキス 包まれてしまえば  

何も怖くないから  怖くないから

見えない物ほど探そうとして 

見えないから目が疲れて

大事な物に気付けなくなる 辛い 辛い 辛い 辛いや

 

裸足で怪我しても良い 色眼鏡を叩き割って

受け入れるための準備をしよう まだ見たことない景色を

不安とキス 朝5時になっても 

不安とキス 光が怖くても

不安とキス 包まれてしまえば  

何も怖くないから 怖くない

不安とキス 朝5時になっても

不安とキス 空が眩しくても

不安とキス 受け入れてしまえば 何も怖くないのかな

不安とキス また日が昇って

不安とキス 全てを認めてさ

不安とキス 許してしまえば  

何も怖くないんだ 怖くないんだ